キ(支、岐、伎、杵、耆、藝、鬼、来、城、吉、木、貴、槻)またはギ(伎、耆、杵、藝)は4世紀までの古代日本における男子首長の称号の一つとして、またその男子首長(族長)の支配地域の名称語尾として使われた言葉。名称語尾の「キ」は原始的カバネとして氏族の始祖名に用いられ、のちに地名や神社名にも反映される。ヤマト政権のカバネ制度においても、「イナキ(稲置)」や「イミキ(忌寸)」にその名残をとどめている。