カリュケー(古希: Καλύκη, Kalykē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してカリュケとも表記される。アイオロスとエナレテーの娘で、クレーテウス、シーシュポス、サルモーネウス、デーイオーン、マグネース、ペリエーレース、カナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、ペリメーデーと兄弟。 木星の第23衛星カリュケのエポニムである。 アエトリオス(ゼウスとプロートゲネイアの子)の妻となり、エンデュミオーンの母となった。一説によればカリュケーはゼウスとの間にエンデュミオーンを生んだ。また海神ポセイドーンとの間にアキレウスに殺されたキュクノスを生んだ。 エンデュミオーンはエーリスの創建者で、月の女神セレネーに愛されたことで有名。