マグネース(古希: Μάγνης, Magnēs)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してマグネスとも表記される。テッサリアー地方のマグネーシアの名祖。 アイオロスとエナレテーの子の1人で、水のニュンペー(あるいはケーレビアー)との間にポリュデクテース、ディクテュス、ピーエロスをもうけたとされる。 この人物は系譜的に曖昧で、デウカリオーンの娘テュイアーとゼウスの子で、マケドーン(マケドニアの名祖)と兄弟とも、アルゴス(プリクソスとカルキオペーの子)とペリメーレー(アドメートスの娘)の子で、ヒュメナイオスの父ともいわれる。息子エーイオネウスはオイノマオスとの戦車競走に負けて殺されたという。