オーヴルチ公国(ロシア語: Овручское княжество、ウクライナ語: Овруцьке князівство)は、970年から1471年にかけて存在した、キエフ公国の分領公国である。ドレヴリャーネ族の地に成立した公国の1つであり、中心的都市はオーヴルチ(旧名ヴルチー)だった。オーヴルチは軍事的中枢機構としてオーヴルチ城(ru)を有した。キエフ大公国滅亡後はモンゴル帝国の支配を経てリトアニア大公国領となった。