オスマン帝国のアチェ遠征(オスマンていこくのアチェえんせい)では、16世紀から17世紀にかけて、オスマン帝国がアチェ王国に軍事援助や技術提供を行った一連の遠征について述べる。オスマン帝国はインド洋で(オスマン帝国のインド洋遠征)、アチェ王国はマラッカをめぐってポルトガルと抗争しており、両国の提携はポルトガルのインド洋戦略上の大きな脅威となるとともに、東南アジアにカノン砲などの西方技術がもたらされた。なお、オスマン帝国軍が東南アジアで公式に戦闘に参加することはなかった。