ガートルード・エリザベス・マーガレット・アンスコム (英: Gertrude Elizabeth Margaret Anscombe、1919年3月18日 - 2001年1月5日)は、イギリスの哲学者。夫ピーター・ギーチとともにヴィトゲンシュタインに学び、彼から深い信頼を得て、『哲学探究』などの著作を英訳するとともに、彼の死後、遺稿管理人の一人に選任される。ウィトゲンシュタインの後任としてケンブリッジ大学哲学教授となった。 1957年の著作『インテンション』で与えた行為の分析は現代の行為の哲学に大きな影響を与え、ドナルド・デイヴィドソンの業績とともに古典の地位を得ている。1958年の論文「」で帰結主義を批判し、徳倫理学の成立に大きな影響を与えた。