エフゲニー・ジニチェフ(ロシア語: Евгений Николаевич Зиничев、1966年8月18日 – 2021年9月8日)は、ロシアの政治家および軍の将校である。カリーニングラード州のロシア連邦保安庁局長、同州知事代行、ロシア連邦保安庁副長官を歴任し、2018年5月にロシア緊急事態大臣に就任した。2020年12月、上級大将へ昇進。2021年9月8日、北極圏地域での演習中に事故で死亡した。演習を撮影していた監督兼カメラマンを救助しようとした際に崖から転落したという。ソビエト連邦崩壊後のロシアにおいて、現職大臣が職務中に亡くなるのは初のケースであった。9月9日、ロシア連邦英雄の称号を追贈された。エブゲニー・ジニチェフとも表記される。