マルクス・ウェッレイウス・パテルクルス(Marcus Velleius Paterculus、紀元前19年頃 - 31年頃)は、帝政ローマ初期の歴史家。単にウェッレイウスの名で呼ばれる事もある。彼の個人名「マルクス」は後世の中世ラテン語学者プリスキアヌスによって名づけられたが、現在の調査では彼の本当の名は、北アフリカの石に刻まれたマイル標識の碑文にも同じ名が見られる事からガイウス・ウェッレイウス・パテルクルス(Gaius Velleius Paterculus)という名であったであろう事が分かっている。