ウェイストゲートバルブ(英: wastegate valve)とは、ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、排気ガスの一部を分流させることによりタービンへの流入量を調節するバルブ機構のこと。これによりターボチャージャー自体の回転数が制御され、安定した過給圧(ブースト圧)が得られるとともに、エンジンやターボチャージャー自体を損傷から保護する。ウェイストゲート、単にゲートとも呼ばれる。 日本語において"waste" の部分は、よく「西」の意味の"west"「ウエスト」と誤記・誤発声されるが、正しくは「余剰」「無駄」「ゴミ」などを意味する「ウェイスト」である。