イミュータブル (英: immutable) なオブジェクトとは、作成後にその状態を変えることのできないオブジェクトのことである。対義語はミュータブル (英: mutable) なオブジェクトで、作成後も状態を変えることができる。mutableは「変更可能な」、immutableは「変更不可能な、不変の」という意味を持つ形容詞である。 あるオブジェクト全体がイミュータブルなこともあるし、C++でconstデータメンバを使う場合など、一部の属性のみがイミュータブルなこともある。場合によっては、内部で使われている属性が変化しても、外部からオブジェクトの状態が変化していないように見えるならば、オブジェクトをイミュータブルとみなすことがある。例えば、コストの高い計算の結果をキャッシュするためにメモ化を利用していても、そのオブジェクトは依然イミュータブルとみなせる。イミュータブルなオブジェクトの初期状態は大抵は生成時に設定されるが、オブジェクトが実際に使用されるまで遅らせることもある。

Property Value
dbo:abstract
  • イミュータブル (英: immutable) なオブジェクトとは、作成後にその状態を変えることのできないオブジェクトのことである。対義語はミュータブル (英: mutable) なオブジェクトで、作成後も状態を変えることができる。mutableは「変更可能な」、immutableは「変更不可能な、不変の」という意味を持つ形容詞である。 あるオブジェクト全体がイミュータブルなこともあるし、C++でconstデータメンバを使う場合など、一部の属性のみがイミュータブルなこともある。場合によっては、内部で使われている属性が変化しても、外部からオブジェクトの状態が変化していないように見えるならば、オブジェクトをイミュータブルとみなすことがある。例えば、コストの高い計算の結果をキャッシュするためにメモ化を利用していても、そのオブジェクトは依然イミュータブルとみなせる。イミュータブルなオブジェクトの初期状態は大抵は生成時に設定されるが、オブジェクトが実際に使用されるまで遅らせることもある。 イミュータブルなオブジェクトを使うと、複製や比較のための操作を省けるため、コードが単純になり、また性能の改善にもつながる。しかしオブジェクトが変更可能なデータを多く持つ場合には、イミュータブル化は不適切となることが多い。このため、多くのプログラミング言語ではイミュータブルかミュータブルか選択できるようにしている。 (ja)
  • イミュータブル (英: immutable) なオブジェクトとは、作成後にその状態を変えることのできないオブジェクトのことである。対義語はミュータブル (英: mutable) なオブジェクトで、作成後も状態を変えることができる。mutableは「変更可能な」、immutableは「変更不可能な、不変の」という意味を持つ形容詞である。 あるオブジェクト全体がイミュータブルなこともあるし、C++でconstデータメンバを使う場合など、一部の属性のみがイミュータブルなこともある。場合によっては、内部で使われている属性が変化しても、外部からオブジェクトの状態が変化していないように見えるならば、オブジェクトをイミュータブルとみなすことがある。例えば、コストの高い計算の結果をキャッシュするためにメモ化を利用していても、そのオブジェクトは依然イミュータブルとみなせる。イミュータブルなオブジェクトの初期状態は大抵は生成時に設定されるが、オブジェクトが実際に使用されるまで遅らせることもある。 イミュータブルなオブジェクトを使うと、複製や比較のための操作を省けるため、コードが単純になり、また性能の改善にもつながる。しかしオブジェクトが変更可能なデータを多く持つ場合には、イミュータブル化は不適切となることが多い。このため、多くのプログラミング言語ではイミュータブルかミュータブルか選択できるようにしている。 (ja)
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 857468 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 9195 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 92276506 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • イミュータブル (英: immutable) なオブジェクトとは、作成後にその状態を変えることのできないオブジェクトのことである。対義語はミュータブル (英: mutable) なオブジェクトで、作成後も状態を変えることができる。mutableは「変更可能な」、immutableは「変更不可能な、不変の」という意味を持つ形容詞である。 あるオブジェクト全体がイミュータブルなこともあるし、C++でconstデータメンバを使う場合など、一部の属性のみがイミュータブルなこともある。場合によっては、内部で使われている属性が変化しても、外部からオブジェクトの状態が変化していないように見えるならば、オブジェクトをイミュータブルとみなすことがある。例えば、コストの高い計算の結果をキャッシュするためにメモ化を利用していても、そのオブジェクトは依然イミュータブルとみなせる。イミュータブルなオブジェクトの初期状態は大抵は生成時に設定されるが、オブジェクトが実際に使用されるまで遅らせることもある。 (ja)
  • イミュータブル (英: immutable) なオブジェクトとは、作成後にその状態を変えることのできないオブジェクトのことである。対義語はミュータブル (英: mutable) なオブジェクトで、作成後も状態を変えることができる。mutableは「変更可能な」、immutableは「変更不可能な、不変の」という意味を持つ形容詞である。 あるオブジェクト全体がイミュータブルなこともあるし、C++でconstデータメンバを使う場合など、一部の属性のみがイミュータブルなこともある。場合によっては、内部で使われている属性が変化しても、外部からオブジェクトの状態が変化していないように見えるならば、オブジェクトをイミュータブルとみなすことがある。例えば、コストの高い計算の結果をキャッシュするためにメモ化を利用していても、そのオブジェクトは依然イミュータブルとみなせる。イミュータブルなオブジェクトの初期状態は大抵は生成時に設定されるが、オブジェクトが実際に使用されるまで遅らせることもある。 (ja)
rdfs:label
  • イミュータブル (ja)
  • イミュータブル (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of