アラムダール(ペルシア語: علمدار/ʿalamdār,中国語: 阿藍答児,? - 1260年)とは、モンケ・カアンやアリク・ブケに仕えたモンゴル帝国の官僚・将軍。モンゴル帝国帝位継承戦争ではアリク・ブケを補佐してクビライ勢力と争ったが、陝西方面の戦線で敗れ戦死した。アラムダルとも表記される。 ペルシア語でعلم(ʿalam)は「旗」、دار(dār)は「〜を持つ者」を意味し、モンゴル語tuqči(「旗持ち」の意)を直訳した名前となる。『元史』などの漢文史料では阿藍答児(ālándāér)と記される。