『すべてがFになる』(すべてがエフになる、The Perfect Insider)は、推理作家森博嗣のミステリー小説。第1回メフィスト賞(1996年)受賞作。S&Mシリーズの第1巻。2022年7月に英語版の分冊第1巻(全3巻)が「The BBB」より刊行、Amazon Kindleなどの電子書店で発売された。 2021年12月刊行の森博嗣エッセィ『追懐のコヨーテ』によると、累計発行部数は約90万部。 森博嗣のデビュー作であるが、もともとはシリーズ第4作として構想された。デビュー作は派手なほうがよいとの編集部の意向により、第1巻として刊行された。当初は『すべてがFになる日』として執筆されたが、編集部の意見により最終的にこのタイトルに決定した。 浅田寅ヲ作画による漫画化、KIDによるゲーム化もなされている。2014年10月から12月までテレビドラマが、2015年10月から12月までテレビアニメが放送された。 犀川&萌絵が登場する短編『石塔の屋根飾り』『どちらかが魔女』は「The BBB」にて英訳されており、上記2作品を含む英語版短編集『Seven Stories』が刊行されている。