『かげろう絵図』(かげろうえず)は、松本清張の長編時代小説。『東京新聞』夕刊に連載され(1958年5月17日付 - 1959年10月20日付、連載時の挿絵は岩田専太郎)、1959年11・12月に上下巻の単行本が新潮社より刊行された。後に電子書籍版も発売されている。大御所・徳川家斉の治世晩年を舞台に、江戸城大奥の支配を目論む勢力と腐敗を一掃しようとする人々との対決、権力をめぐる人間群像を描く時代小説。 1959年に大映で映画化、1960年・1983年・2016年にテレビドラマ化されている。