ティフォン-2A(スペイン語: tifon、台風の意、T-55M8A2)は技術者セルジオ・カサナベ・ケロパーナとウクライナ・ハルキウのO・O・モローゾウ記念ハルキウ機械製造設計局が開発した主力戦車。ティフォン-2AはT-55中戦車を改良したT-55AGMモデルをベースにした、一連のモデルの集大成である。ティフォン-2Aの乗組員は運転手、砲手、戦車長の3人となっている。射撃管制システムはIOL-V弾道計算機で構成されており、砲手と戦車長の両方が操作できる。主砲は電子システムで2軸安定化されており、レーザー距離計、砲手用の1G46M照準装置、戦車長用のPNK-5照準装置も備えており、これらも独立して安定化されている。ティフォン-2Aは砲手と戦車長の両方が使用できる "BURAN CATHERINE-E" 統合照準器を使用して、日中と夜間に発砲することが可能である。BURANは日中、夜間および煙や霧などの待機条件で最大12km離れた標的を検出する機能を備えており、運転手はTVN-5パッシブ・ナイトビュワーを使用する。