Sロケットは、日本の低費用での電離層の観測や微小重力実験を行う目的で設計された固体推薬を動力とする観測ロケットの系列である。 ベビーロケットの後継機で、1960年代初頭に開発された。運用は当初東京大学生産技術研究所が担当していたが、1964年に同大学航空研究所と合併して以降は同大学宇宙航空研究所になり、その後、1981年に宇宙科学研究所(ISAS)に改組された。