HIVワクチン(えいちあいぶいわくちん 英:HIV vaccine)はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染により、後天性免疫不全症候群(AIDS)と診断された患者、又はHIV感染者もしくは未感染者に対して投与する薬品の総称。 現在、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する効果的なワクチンは無く、多くのHIV研究者は予防接種を施された個人をHIV感染から予防する為のHIVワクチンの開発を課題としている。HIVワクチンについては「完全排除」つまり、ワクチンによってヒトのHIV感染を防げなければならないと考えられていた。近年、HIVワクチン開発の目標の1つとして、感染ではなく「発症」を防ぐ事にある。但し、HIVワクチン開発の戦略は多岐に渡っており、各国で開かれるエイズ会議による結果が待たれている。