1981年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月6日に開幕した。ナショナルリーグの第13回リーグチャンピオンシップシリーズ(13th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、13日から19日にかけて計5試合が開催された。その結果、ロサンゼルス・ドジャース(西地区)がモントリオール・エクスポズ(東地区)を3勝2敗で下し、3年ぶり20回目のリーグ優勝および17回目のワールドシリーズ進出を果たした。 この年は、選手会が6月12日から7月31日にかけてストライキを実施したため、レギュラーシーズンがスト前・スト後の2シーズン制となり、東西両地区で前期・後期優勝球団による年間王者決定戦(地区シリーズ)が組まれた。年間成績ではドジャースが西地区2位、エクスポズが東地区2位であり、いずれも例年であればポストシーズン出場を逃す順位だが、両球団とも前期・後期のいずれかを制していたため地区シリーズに進出し、そこからリーグ優勝決定戦出場権を得た。