1975年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月4日に開幕した。ナショナルリーグの第7回リーグチャンピオンシップシリーズ(7th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から7日にかけて計3試合が開催された。その結果、シンシナティ・レッズ(西地区)がピッツバーグ・パイレーツ(東地区)を3勝0敗で下し、3年ぶり7回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。 この年のレギュラーシーズンでは、両球団は12試合で6勝6敗の五分だったが、今シリーズはレッズが無傷の3連勝で突破した。両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのは1970年と1972年に次いでこれが3度目で、全てレッズが制している。このあとレッズは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ボストン・レッドソックスを4勝3敗で下し、35年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。