1971年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月2日に開幕した。ナショナルリーグの第3回リーグチャンピオンシップシリーズ(3rd National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から6日にかけて計4試合が開催された。その結果、ピッツバーグ・パイレーツ(東地区)がサンフランシスコ・ジャイアンツ(西地区)を3勝1敗で下し、11年ぶり8回目のリーグ優勝および6回目のワールドシリーズ進出を果たした。 レギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、ジャイアンツが9勝3敗と勝ち越している。今シリーズではジャイアンツが初戦に勝利したが、パイレーツは第2戦をの3本塁打などでものにすると、そこから3連勝で逆転した。ロバートソンの1試合3本塁打はポストシーズン史上、1928年のワールドシリーズ第4戦でベーブ・ルースが記録して以来、43年ぶり2人目・3度目の達成である。このあとパイレーツは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ボルチモア・オリオールズを4勝3敗で下し、11年ぶり4度目の優勝を成し遂げた。