『黒死館殺人事件』(こくしかんさつじんじけん)は、小栗虫太郎の長編探偵小説。 全編、膨大な衒学趣味(ペダントリー)に彩られており、夢野久作『ドグラ・マグラ』、中井英夫(筆名:塔晶夫)『虚無への供物』とともに、日本探偵小説史上の「三大奇書」、三大アンチミステリーに数えられている。(竹本健治『匣の中の失楽』を入れて、四大奇書とする場合もある。)