足利三代木像梟首事件(あしかがさんだいもくぞうきょうしゅじけん)は、幕末の文久3年2月22日(1863年4月9日)深夜に、京都の等持院霊光殿に安置されていた室町幕府初代将軍・足利尊氏、2代・義詮、3代・義満の木像の首と位牌が持ち出された上、正当な皇統たる南朝に対する逆賊とする罪状が掲げられ、賀茂川の三条河原に晒された事件である。足利氏に仮託して徳川討幕の意を表現したもので、幕末の尊攘運動のひとつ。