『赤い部屋』(あかいへや)は、1925年(大正14年)に発表された江戸川乱歩の短編探偵小説(犯罪小説)。博文館の探偵小説雑誌『新青年』の1925年4月号に掲載され、『D坂の殺人事件』に始まる6ヶ月連続短編掲載の4作目にあたる。一種の猟奇クラブに現れた男による自らの殺人遊戯の告白という体裁をとる。 ミステリー作品としては「プロバビリティーの犯罪」を扱った変格ものである。書籍刊行としては1925年7月の『創作探偵小説集第一巻「心理試験」』(春陽堂)が初。海外向けには『The Red Chamber』の英題で出版された。