梱包爆薬(こんぽうばくやく)は、持ち運び易い量の爆薬を包み、信管をつけて使用する兵器。一般に工兵資材として、障害物の破壊などに用いられ、これで敵が路上に設置したバリケードを排除したり、建造物に穴を開けて侵入経路を作る。時には敵の掩体壕や装甲車両に対する肉薄攻撃にも使用される。 梱包爆薬は爆破解体に用いられるが、主に戦闘での使用を構想している。梱包される中身はダイナマイトや、もっと威力のあるC-4プラスチック爆薬のような材料からなり、発火装置つきの肩掛け鞄(satchel)やメッセンジャーバッグに類似したものに収納して持ち運ぶ。この梱包爆薬という用語は、制式兵器として開発されたものと、即席に作られた物との両方を示す言葉である。