日本の医学校(にほんのいがっこう)は、日本で過去設立された医師養成学校(養成機関)の一覧。現在の大学医学部の源流となった学校も幾つかある。参考の為、歯科医学校、鍼灸医学校、獣医学校についても挙げる。 日本の近代西洋医学教育は旧医学所跡に設置された、大学東校を起源とする。後に、東京医学校と改称し東京大学医学部に継承された。 1872年(明治8年) に医術開業試験を実施され、医師免許制度が確立した。当時は既に全国に公立や私立の医学校がつくられ、1879年(明治12年)には公立20校、私立25校を数えた。1882年(明治15年)には医学校を甲乙2種 を分けて,甲種は教師に医学士(当時は東京大学医学部卒業のもの)3名以上、修業年限は4年以上とし、卒業生は無試験で医師免許を取得、乙種は医術開業試験を受験するものとした。甲種は、宮城、秋田、千葉、新潟、石川県金沢、愛知、三重県甲種、京都府、大阪、神戸、岡山県、徳島、福岡、長崎、熊本の各医学校が認定された。 医術開業試験受験のため、多くの受験予備校が生まれ、後の私立医学専門学校・私立医科大学に発展した。