トランザルプ (TRANSALP )は、本田技研工業が1986年から製造・販売している、市街地から高速道路・峠道・未舗装路までのオールラウンドでツーリングを快適に楽しめるように設計開発された大型のスポーツ・バイク。2012年のモデルで一旦販売が中断したが、2022年11月に2023年販売の新モデルが公式に発表された。(2023年新モデルも含めると)トランザルプは基本的には4世代ほどに分類することができ、排気量は最初は600ccクラス(後に、日本で例外的に400ccクラスも)その後650cc、その後700ccクラスのモデルが製造販売され、2022年11月にEICMA2022(ミラノショー)で755ccの新モデルが2023年モデルとして発表された。トランザルプに共通する特徴としては、舗装路での快適な乗り心地と不整地でのすぐれた操縦性を両立させるためのフレーム構造、オールラウンド向きのサスペンション構造(ストロークの比較的長い、つまり比較的大きく上下できるサスペンション)、高い空力特性や高速走行でのライダーの疲労軽減を実現する大型フェアリング(大型カウル)、使用頻度の高い中・低速域で特に扱いやすく力強い加速性能を発揮する出力特性を持つよう設計されたエンジンなどを挙げることができる。スペックについて言うと、第1〜3世代はエンジンは、水冷、4スト、52度V型2気筒OHCという特徴があり、変速機は5速であり、サスペンションは前輪がテレスコピックで後輪がプロリンク式スイングアームであった。2022年11月に発表された755ccの2023年モデルは、エンジンが並列・2気筒となっており、最高出力は 67.5 kW。→ 諸元

Property Value
dbo:abstract
  • トランザルプ (TRANSALP )は、本田技研工業が1986年から製造・販売している、市街地から高速道路・峠道・未舗装路までのオールラウンドでツーリングを快適に楽しめるように設計開発された大型のスポーツ・バイク。2012年のモデルで一旦販売が中断したが、2022年11月に2023年販売の新モデルが公式に発表された。(2023年新モデルも含めると)トランザルプは基本的には4世代ほどに分類することができ、排気量は最初は600ccクラス(後に、日本で例外的に400ccクラスも)その後650cc、その後700ccクラスのモデルが製造販売され、2022年11月にEICMA2022(ミラノショー)で755ccの新モデルが2023年モデルとして発表された。トランザルプに共通する特徴としては、舗装路での快適な乗り心地と不整地でのすぐれた操縦性を両立させるためのフレーム構造、オールラウンド向きのサスペンション構造(ストロークの比較的長い、つまり比較的大きく上下できるサスペンション)、高い空力特性や高速走行でのライダーの疲労軽減を実現する大型フェアリング(大型カウル)、使用頻度の高い中・低速域で特に扱いやすく力強い加速性能を発揮する出力特性を持つよう設計されたエンジンなどを挙げることができる。スペックについて言うと、第1〜3世代はエンジンは、水冷、4スト、52度V型2気筒OHCという特徴があり、変速機は5速であり、サスペンションは前輪がテレスコピックで後輪がプロリンク式スイングアームであった。2022年11月に発表された755ccの2023年モデルは、エンジンが並列・2気筒となっており、最高出力は 67.5 kW。→ 諸元 本田技研工業のオートバイのラインナップの中での位置づけとしては、1970年代半ばより製造販売していたXLシリーズに属する。 トランザルプは、近年の分類法では「デュアルパーパス(車)」に分類することが可能であるが、(トランザルプが最初に発売された当時は、そのような分類名はほぼ使われていなかったのであり)そうしたデュアル・パーパス車の先駆的なモデルのひとつとも評価されている。BikeBrosでは、755ccの2023年モデルは「アドベンチャーツアラー」と分類している。 ※ (世界的に見ると、このオートバイがその本領を発揮できるような環境、広大な大陸にある国、地続きのまま国境を越えて発展途上国まで国々を渡るようにして旅を続けられ、その結果、街路や高速道路走行だけで済まず、ツーリングを続ければ必然的に未舗装路ばかりが続くような大地を数百km以上走らざるを得ないような道路事情に遭遇する人々の割合は世界的に見ると多いので)トランザルプは世界的には人気が高く、本来の設計意図に沿った排気量583ccや647ccが普及し、数度のモデルチェンジを実施しつつ2012年まで販売され続けたロングセラーである。だが(小さな島国で、かつ昭和時代に舗装道路がほぼ一般的になった)日本国内では1987年に排気量600㏄クラスの大型自動二輪車モデルが300台限定ならびに1992年から1996年にかけて、日本の法規事情に合わせて小排気量化させた400㏄クラスの普通自動二輪車モデルが販売されたに留まっていた。だが2023年モデルは日本にも導入されると発表された。 (ja)
  • トランザルプ (TRANSALP )は、本田技研工業が1986年から製造・販売している、市街地から高速道路・峠道・未舗装路までのオールラウンドでツーリングを快適に楽しめるように設計開発された大型のスポーツ・バイク。2012年のモデルで一旦販売が中断したが、2022年11月に2023年販売の新モデルが公式に発表された。(2023年新モデルも含めると)トランザルプは基本的には4世代ほどに分類することができ、排気量は最初は600ccクラス(後に、日本で例外的に400ccクラスも)その後650cc、その後700ccクラスのモデルが製造販売され、2022年11月にEICMA2022(ミラノショー)で755ccの新モデルが2023年モデルとして発表された。トランザルプに共通する特徴としては、舗装路での快適な乗り心地と不整地でのすぐれた操縦性を両立させるためのフレーム構造、オールラウンド向きのサスペンション構造(ストロークの比較的長い、つまり比較的大きく上下できるサスペンション)、高い空力特性や高速走行でのライダーの疲労軽減を実現する大型フェアリング(大型カウル)、使用頻度の高い中・低速域で特に扱いやすく力強い加速性能を発揮する出力特性を持つよう設計されたエンジンなどを挙げることができる。スペックについて言うと、第1〜3世代はエンジンは、水冷、4スト、52度V型2気筒OHCという特徴があり、変速機は5速であり、サスペンションは前輪がテレスコピックで後輪がプロリンク式スイングアームであった。2022年11月に発表された755ccの2023年モデルは、エンジンが並列・2気筒となっており、最高出力は 67.5 kW。→ 諸元 本田技研工業のオートバイのラインナップの中での位置づけとしては、1970年代半ばより製造販売していたXLシリーズに属する。 トランザルプは、近年の分類法では「デュアルパーパス(車)」に分類することが可能であるが、(トランザルプが最初に発売された当時は、そのような分類名はほぼ使われていなかったのであり)そうしたデュアル・パーパス車の先駆的なモデルのひとつとも評価されている。BikeBrosでは、755ccの2023年モデルは「アドベンチャーツアラー」と分類している。 ※ (世界的に見ると、このオートバイがその本領を発揮できるような環境、広大な大陸にある国、地続きのまま国境を越えて発展途上国まで国々を渡るようにして旅を続けられ、その結果、街路や高速道路走行だけで済まず、ツーリングを続ければ必然的に未舗装路ばかりが続くような大地を数百km以上走らざるを得ないような道路事情に遭遇する人々の割合は世界的に見ると多いので)トランザルプは世界的には人気が高く、本来の設計意図に沿った排気量583ccや647ccが普及し、数度のモデルチェンジを実施しつつ2012年まで販売され続けたロングセラーである。だが(小さな島国で、かつ昭和時代に舗装道路がほぼ一般的になった)日本国内では1987年に排気量600㏄クラスの大型自動二輪車モデルが300台限定ならびに1992年から1996年にかけて、日本の法規事情に合わせて小排気量化させた400㏄クラスの普通自動二輪車モデルが販売されたに留まっていた。だが2023年モデルは日本にも導入されると発表された。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 531308 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 14947 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 92533776 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-en:date
  • 0001-01-01 (xsd:gMonthDay)
prop-en:section
  • 1 (xsd:integer)
prop-en:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • トランザルプ (TRANSALP )は、本田技研工業が1986年から製造・販売している、市街地から高速道路・峠道・未舗装路までのオールラウンドでツーリングを快適に楽しめるように設計開発された大型のスポーツ・バイク。2012年のモデルで一旦販売が中断したが、2022年11月に2023年販売の新モデルが公式に発表された。(2023年新モデルも含めると)トランザルプは基本的には4世代ほどに分類することができ、排気量は最初は600ccクラス(後に、日本で例外的に400ccクラスも)その後650cc、その後700ccクラスのモデルが製造販売され、2022年11月にEICMA2022(ミラノショー)で755ccの新モデルが2023年モデルとして発表された。トランザルプに共通する特徴としては、舗装路での快適な乗り心地と不整地でのすぐれた操縦性を両立させるためのフレーム構造、オールラウンド向きのサスペンション構造(ストロークの比較的長い、つまり比較的大きく上下できるサスペンション)、高い空力特性や高速走行でのライダーの疲労軽減を実現する大型フェアリング(大型カウル)、使用頻度の高い中・低速域で特に扱いやすく力強い加速性能を発揮する出力特性を持つよう設計されたエンジンなどを挙げることができる。スペックについて言うと、第1〜3世代はエンジンは、水冷、4スト、52度V型2気筒OHCという特徴があり、変速機は5速であり、サスペンションは前輪がテレスコピックで後輪がプロリンク式スイングアームであった。2022年11月に発表された755ccの2023年モデルは、エンジンが並列・2気筒となっており、最高出力は 67.5 kW。→ 諸元 (ja)
  • トランザルプ (TRANSALP )は、本田技研工業が1986年から製造・販売している、市街地から高速道路・峠道・未舗装路までのオールラウンドでツーリングを快適に楽しめるように設計開発された大型のスポーツ・バイク。2012年のモデルで一旦販売が中断したが、2022年11月に2023年販売の新モデルが公式に発表された。(2023年新モデルも含めると)トランザルプは基本的には4世代ほどに分類することができ、排気量は最初は600ccクラス(後に、日本で例外的に400ccクラスも)その後650cc、その後700ccクラスのモデルが製造販売され、2022年11月にEICMA2022(ミラノショー)で755ccの新モデルが2023年モデルとして発表された。トランザルプに共通する特徴としては、舗装路での快適な乗り心地と不整地でのすぐれた操縦性を両立させるためのフレーム構造、オールラウンド向きのサスペンション構造(ストロークの比較的長い、つまり比較的大きく上下できるサスペンション)、高い空力特性や高速走行でのライダーの疲労軽減を実現する大型フェアリング(大型カウル)、使用頻度の高い中・低速域で特に扱いやすく力強い加速性能を発揮する出力特性を持つよう設計されたエンジンなどを挙げることができる。スペックについて言うと、第1〜3世代はエンジンは、水冷、4スト、52度V型2気筒OHCという特徴があり、変速機は5速であり、サスペンションは前輪がテレスコピックで後輪がプロリンク式スイングアームであった。2022年11月に発表された755ccの2023年モデルは、エンジンが並列・2気筒となっており、最高出力は 67.5 kW。→ 諸元 (ja)
rdfs:label
  • ホンダ・トランザルプ (ja)
  • ホンダ・トランザルプ (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:homepage
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of