サバ州における州外からの襲撃(サバしゅうにおけるしゅうがいからのしゅうげき、英語: Cross border attacks in Saba)では、マレーシア領サバ州で継続している州外からの襲撃について記載する。サバ州の位置する北ボルネオはイギリス植民地時代の19世紀後半から海賊による襲撃が発生していた。第二次世界大戦後はフィリピンの海賊が問題となったが、彼らのほとんどはミンダナオ島やスールー諸島など、フィリピン南部に居住しているムスリムの民族集団(モロ)の出身だと推測されていた。後述するように、20世紀後半から21世紀にかけてはスールー海の海賊による、アブ・サヤフによる、スールー王国のスルタンを自称するジャマルル・キラム3世によるラハダトゥ対立 (2013年)などが発生した。 また、2017年3月末時点で拉致事件などを理由にサバ州に危険情報を発表している国や地域として、アイルランド、アメリカ合衆国イギリス、オーストラリア、カナダ、シンガポール、大韓民国、台湾、日本、ニュージーランド、香港が確認されている。