国策会社(こくさくかいしゃ)とは、日清戦争以降第二次世界大戦の終結までに設立された、日本の国家的発展を遂行する目的を有し、かつ政府の強い統制下にあった半官半民の特殊会社の一群を指すものである。電力管理法などに基づく日本発送電株式会社、石炭配給統制法に基づく日本石炭株式会社などや、植民地や占領地での開発・支配の機関として法律によって設立された北支那開発、中支那開発、台湾拓殖、樺太開発などが、あげられる。 なお以上とは別に、第二次世界大戦後に新技術の振興を目的として政府主導で設立された会社(日本国土開発、JSR等)も、国策会社と呼ぶことがある。