『ファウストの劫罰』(ファウストのごうばつ、フランス語:légende dramatique "La damnation de Faust" )は、フランスの作曲家エクトル・ベルリオーズが作曲した作品。オーケストラに声楽、合唱が加わる大作であり、ベルリオーズの代表作の1つである。ドイツの文豪ゲーテの代表作『ファウスト』に基づく。通常はコンサートホールにおいてコンサート形式で演奏されるが、ベルリオーズの生誕200年を迎えた2003年前後からは欧米ではオペラ形式での上演が優勢になってきた。コンサート形式での上演は交響楽団による1回、もしくは2回の単発上演だが、歌劇場による舞台上演の場合、1シーズンに6回から10回程度繰り返され、評判が良ければ同じプロダクションで数年後に再演されるからである。この傾向はドイツやフランスでは顕著だが、歌劇場の少ない日本ではあまり当てはまらない。作品中では、『ハンガリー行進曲』(ラーコーツィ行進曲)、『妖精の踊り』、『鬼火のメヌエット』の3曲は特に有名であり、しばしば独立して演奏される。
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