第9回全国中等学校優勝野球大会(だい9かいぜんこくちゅうとうがっこうゆうしょうやきゅうたいかい)は、1923年8月16日から20日の間、兵庫県武庫郡鳴尾村(現在の西宮市)の鳴尾球場で行われた全国中等学校優勝野球大会である。 この年から、大会優勝校に真紅の大優勝旗のレプリカを渡すこととなり、過去にさかのぼって優勝校に渡された。 本大会の予選大会では地区割りの変更があり、京浜大会から神奈川地区が切り離されて東京大会となり、神奈川地区は東海大会から切り離された静岡地区とともに神静大会を構成した。また、北陸大会から新潟地区が切り離されて甲信越大会(甲信大会から改称)に加わった。さらに台湾が初参加したことにより、予選大会数は前年までの17から19に増加した。 また、朝鮮代表の徽文高普は、選手全員が朝鮮人のチームで、これは最初で最後のことだった。