『情と理』(じょうとり)は、後藤田正晴の回顧録。伊藤隆と御厨貴を質問相手とし、2時間余ずつ27回、計60時間余のインタビューを集成したもの。1998年に講談社から上下2巻の書籍として刊行された。 後藤田についてはすでに自他の著作がいくつか出ていたため、それでも不明瞭な点の質問を5項目以上、毎回インタビューの1週間前に送り、正確な事情を思い出す準備の上で行われた。題名は「理」の官僚から「情」の政治家へ自己革新したことを言う。