初代ロジャー・ボイル(Roger Boyle, 1st Earl of Orrery, 1621年4月25日 - 1679年10月16日)は、清教徒革命(イングランド内戦・三王国戦争)期から王政復古期のアイルランドの貴族・政治家。父は初代コーク伯爵リチャード・ボイル、母はキャサリン・フェントン。ボイルの法則で知られている化学者のロバート・ボイルは弟である。 清教徒革命でアイルランドを含むブリテン諸島全土が混乱する中、初め王党派だったが後に議会派に味方し、イングランド共和国成立後は護国卿オリバー・クロムウェルと息子のヘンリー・クロムウェルに協力してアイルランドの統治だけでなく、イングランド・スコットランドの政治にも深く関わった。王政復古の時流も上手く乗り切り、オーラリー伯爵に叙されアイルランド貴族の一員として台頭した。