交響的物語『ピーターと狼』(Петя и волк(ペーチャと狼))作品67は、セルゲイ・プロコフィエフが作曲した子供のための音楽作品で、このジャンルとしてはブリテンの「青少年のための管弦楽入門」と並ぶポピュラーな作品である。ナレーターと小編成のオーケストラのために書かれている。 1946年にはウォルト・ディズニー・カンパニーによってアニメーション映画化されている。 小澤征爾、アンドレ・プレヴィン、レナード・バーンスタイン、21世紀に入ってマリン・オールソップが指揮と語りの両方を受け持ったり、スティング (ミュージシャン)やショーン・コネリー、ダドリー・ムーア、デヴィッド・ボウイが語り手を務めた録音がある。プレヴィンが指揮しミア・ファローが語りを務めた夫婦共演盤(当時)もあった。 海外盤が頻繁に輸入されるようになって行われなくなったが、日本では本国盤と異なる日本語の語りが付けられる事が珍しくなく、西田敏行、明石家さんま、黒柳徹子、坂本九、坂東玉三郎、樫山文枝、竹下景子、いしだ壱成などの起用例があった。