ドラムマシン (drum machine) は、ドラムパートを自動的に演奏させるために開発された電子楽器の一種。シンセサイザー、サンプラー、ならびにドラム、パーカッションなどのサンプリング音を再生する機能を有したシーケンサー。同様の機材にはリズムボックス、リズムマシンがある。 歴史的に言うと、アナログ音源で、タイミング(時間軸)は円盤にリズムパターンがアナログで、起動条件がデジタル(ON/OFFの接点)でハードコーディングされており、それを選択して演奏するタイプがリズムボックスと呼ばれており、ローランド社のローランド・TR-808によって利用者によるリズムのプログラムができるようになると、それを総称してリズムマシンと呼ばれた。LinnDrumなどのサンプリング方式のリアルな音源が使われるようになって、リズムマシンとの区別から"ドラムマシン"と呼ばれるようになる。 京王技術研究所(現コルグ)により商品化されたドンカマチックが日本産初のリズムボックスであり、現在も音楽業界で各種のリズム演奏機械や演奏時に聴くクリックを指して用いられる「ドンカマ」という呼称はここから生まれた。