黒太子のルビー(こくたいしのルビー、英: Black Prince's Ruby)は、有名な宝石の一つで、140カラットの巨大なスピネルである。大英帝国王冠のカリナンIIの上、正面中央部のクロス・パティに据えられている。 この宝石は、14世紀半ばエドワード黒太子が入手したもので、英国の王冠に使われる中でも最も古いものの一つである。18世紀までコランダムとスピネルは混同されており、コランダムであるルビーとされていたが、後世にレッド・スピネルと判明した。