顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(granulocyte-macrophage colony-stimulating factor;GM-CSF)またはコロニー刺激因子2(colony stimulating factor 2;CSF2)は、マクロファージ、T細胞、肥満細胞、ナチュラルキラー細胞、内皮細胞、線維芽細胞などから分泌される単量体の糖タンパク質であり、サイトカインとして機能する。 好中球の増殖と成熟を特異的に促進する顆粒球コロニー刺激因子とは異なり、GM-CSFはより多くの種類の細胞に作用する。 この様に主に細胞性免疫の主役である白血球(顆粒球、単球)の分化誘導作用をもつ為、免疫賦活や骨髄刺激に用いられる事もある。Th細胞等が産生している事が知られている。 天然由来GM-CSFの類縁物質医薬品はやと呼ばれている。