音羽 たかし(おとわ たかし)は、キングレコードのディレクターが日本語訳詞をする際に用いたペンネームである。 キングレコードの本社所在地が東京都文京区音羽であることから、この名前が用いられた。 例えば、1952年に江利チエミが歌った「テネシーワルツ」を訳詞した音羽たかしは和田壽三ディレクターのペンネームとされる。 キングレコードの常務を務めた牧野剛(まきの ごう、1925年 - 2009年8月6日)も音羽たかしの一人であり、訃報の際には、音羽たかしの死去としても報じられた。ディレクター時代には、ザ・ピーナッツやペギー葉山を担当。平尾昌晃の「ダイアナ」、ザ・ピーナッツの「情熱の花」、ペギー葉山の「ケ・セラ・セラ」、西城秀樹「愛は限りなく-DIO COME TI AMO-」、などの訳詞や作詞を行った。作品にはあらかわひろし、あらかはひろし等の別名義を含む。出身地は長崎県。誤嚥性肺炎により2009年8月6日に埼玉県所沢市で84歳で死去した。