非晶ポリアリレート(ひしょうぽりありれーと、Polyarylate−PAR)は、2価フェノールとフタル酸・カルボン酸などの2塩基酸との重縮合を基本構成とする、非晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。広義には芳香族ジカルボン酸とフェノールとがエステル結合した全芳香族ポリエステルと定義することも可能だが、この分類では結晶性合成樹脂の液晶ポリマー(LCP)を含んでしまう。そのため、名称に「非晶」を加え区別している。 PARは全芳香族ポリエステルに分類される各合成樹脂の中でも融点と熱分解温度との差が比較的大きいため、射出など溶融成形への適応が易しい。