長福寺(ちょうふくじ)は、広島県尾道市因島中庄町にある曹洞宗の寺院である。山号は海雲山。 以下は、境内に掲示された尾道市教育委員会の文化財解説の立札による。 寛永2年(1625年)金蓮寺覚祐坊が、隠居として同島土生の長源寺の堂舎を移転。万治2年(1659年)三原香積寺の五世茂庵樹繁を招いて開山として長福寺と改めた。 本尊は聖観世音菩薩、花山天皇勅命により定朝法橋が彫刻した物と伝わる。長源寺建立の際に村上備中が安置した。 貞享元年(1684年)勇甫により再興され、現本堂は天保14年(1843年)十三世禅流百川、十四世雷沢黙音の代に再建された。