長澤 實導(ながさわ じつどう、1910年(明治43年)2月16日 - 1968年(昭和43年)12月20日)は、日本の仏教学者。大正大学教授。文学博士。真言宗智山派満福寺第29世。権大僧正。 サンスクリット語の仏教文献(梵本原典)とチベット語訳・漢訳との比較対照研究をもとに初期唯識から後期中観・密教に至るまで幅広い研究を行い、とくに瑜伽行中観派のジュニャーナガルバ(智蔵)の研究に先駆的学績を残した。 また、初代智山教化研究所(現在のの前身)所長として、学問的な裏付けにもとづいた布教教化の在り方や資料の出版につとめ、宗団教化の基礎を築いた。名古屋市出身。