鄂(がく、IPA: /ɤ̂/)は、殷・周の諸侯国(紀元前12世紀 - 紀元前863年)。金文では噩とも表記される。現在の河南省南陽市臥竜区・方城県・南召県の一帯を領し、臥竜区が中心の地域であった。黄帝のの子孫が封じられ、国君は殷の侯爵の席に並んだ。殷末には鄂侯は西伯昌・(鬼侯)とともに三公に列された。 鄂はもともと現在の河南省の南部にあったが、その後湖北省に移った。鄂は現在湖北省の省の略称としても使用されている。