逆因果律 (ぎゃくいんがりつ、英: Retrocausality)または逆向き因果(ぎゃくむきいんが、英: backwards causation)とは、未来の事象が過去の事象に影響を及ぼすという因果関係の概念である。つまり通常の因果関係とは逆で結果が先行し、原因が後に起こることになる 。 量子物理学では原因と結果の区別を最も基本的なレベルでは行われていないため、 時間反転対称性は逆因果律または因果が遡及していると見なすことができる 。タイムトラベルに対する哲学的な考察では、しばしばフィクションの主題の扱いと同様に逆因果律と同じ問題に対処するが、2つの現象は異なる 。