近江西国三十三箇所(おうみさいごくさんじゅうさんかしょ)とは、滋賀県にある33か所の観音霊場のこと。比良、比叡、鈴鹿などの山々に囲まれ、豊かな自然に抱かれて建つ古刹は、一千有余年の歴史を現在も刻んでいる。 西国三十三所を参考に設けたもので、1734年(享保19年)3月に完成した「近江輿地志略」にはすでに現在の札所が記載されている。