農工高等学校(のうこうこうとうがっこう)とは、日本の主に農業、工業についての専門技術や知識を習得するために「農業に関する学科」(農業科)と「工業に関する学科」(工業科)が併置されている高等学校のことである。一般的には、学校の名称に「農工高等学校」の語が含まれている学校を指す。農工高等学校は、職業高等学校の一種とされ、広義の農業高等学校や工業高等学校に含まれる場合もある。 新制高校発足時に農工高等学校を称していた例は広く分布しているが、多くは単科系の学校や普通高等学校、総合高等学校などに転換された。2010年代からの少子化進行で多くの県で実施されている高校再編でも農工高等学校の名称を用いる学校は少なく、現在では埼玉県立秩父農工科学高等学校に名称が引き継がれている他、山口県立田布施農工高等学校が存在する程度である。