辰鼓楼(しんころう)は、兵庫県豊岡市出石の出石総合支所敷地(旧出石町役場、旧弘道小学校敷地)にある、明治時代初期の時計台。高さは本体が木造4層で13メートル、支える石垣が5メートル。出石藩出石城の城下町にあり、城の石垣など廃材を利用して1871年(明治4年)に建てられ、当初は太鼓で時を告げていた。1881年(明治14年)に地元の医師が機械式大時計を寄贈し、同年9月8日から時計台として稼働し始めた。同年8月12日には北海道の札幌市時計台が稼働しており、である。 豊岡市出石伝統的建造物群保存地区を代表する建造物である。2020年代の現在は、録音した太鼓の音を午後1時に流している。