辰孫王(しんそんおう、356年-?)は、百済の王族である。近仇首王の孫で辰斯王の息子である。応神天皇時代、祖父近仇首王の命を受けて学者王仁と一緒に『論語』10巻と『千字文』1巻を携え、船で全羅南道霊岩郡から日本に渡った。『論語』10巻と『千字文』1巻を一緒に持って行った。その際に、百済には帰国せずに日本に定着した。菅野氏と葛井連の始祖となる。息子は仁徳天皇の近侍となった。