足袋蔵(たびぐら)とは、埼玉県行田市にある、足袋産業にかかわる蔵造りの建物。古くはおもに足袋の保管庫であった。壁の柱の間隔が狭く、空間に柱がないのが特徴である。江戸時代から1957年(昭和32年)にかけて建築された。土蔵だけでなく、石蔵、煉瓦蔵、木蔵、コンクリート蔵、モルタル蔵など、年代により様々な建築技術による多種多様な蔵が、特定のエリアに固まらず、行田の町に点在している。2017年(平成29年)に「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」として日本遺産に認定された。