豊田2人刺殺事件(とよたふたりしさつじけん)とは1995年(平成7年)5月3日に日本の愛知県豊田市越戸町で発生した殺人事件。被告人が統合失調症と認定されたため公判停止となり、17年後の2014年(平成26年)に公判が再開された。第一審では公訴棄却の判断が示されたが、控訴審では審理差し戻しの判決が言い渡されため、弁護側が上告したところ、最高裁判所は「被告人の訴訟能力に回復の見込みがない場合、検察の(公訴)取り消しの有無にかかわらず裁判所が裁判を打ち切ることができる」という判断を初めて示した。