西エルサレム(にしエルサレム)とは、エルサレムの市街地のうち、1948年の第一次中東戦争の後に定められた停戦ライン()より西側の、イスラエルの支配下に残った地域のことである。停戦ラインより東側の東エルサレムは、ヨルダンの支配下に移った。1968年以降は東西ともイスラエルの実効支配下にあるが、西エルサレムに対するイスラエルの主権の主張は、東エルサレムに対するそれよりも広く受け入れられている。イギリスをはじめとする西側諸国は、事実上のイスラエルの権威を認めているが、法的な承認は保留している。