菊地 直子(きくち なおこ、1971年(昭和46年)12月9日 - )は、日本の著述家でオウム真理教の元信徒。ホーリーネームはエーネッヤカ・ダーヴァナ・パンニャッターで、教団が省庁制を採用した後は「厚生省」(分割後は「第二厚生省」)に所属した。オウム真理教事件被疑者の1人として、警察庁特別指名手配被疑者に指定され、長期間逃亡していた。 地下鉄サリン事件に使われたサリン製造に、何らかの形でかかわっていたとして逮捕されたが、刑事裁判の過程で無関係であることが明らかにされ、逮捕容疑であった地下鉄サリン事件、VX殺人事件ともに処分保留で不起訴になり、最後に逮捕された東京都庁小包爆弾事件では起訴されたものの、裁判員裁判の東京地方裁判所では殺人未遂幇助罪で懲役5年の判決が出たが、東京高等裁判所では無罪となった。 その後、最高裁判所で最高検察庁の上告が棄却され、無罪の確定判決。一連のオウム真理教事件で起訴された教団関係者193人のうち無罪判決を得たのは、菊地とピアニスト監禁事件において罪に問われた幹部の2人のみである。現在は、自身のブログにおいて著述活動を行っている。