莫干山(ばくかんざん)は、中華人民共和国浙江省湖州市徳清県に位置する山。杭州市の北西60キロ、上海市からは南西へ200キロ余りの位置にある。莫干山の山並みは天目山から北東に伸びる支脈であり、杭州市や嘉興市のある低い杭嘉湖平原の上にそびえ立っている。面積は20平方キロメートルで、最高峰は海抜720メートル。 環境の良さや涼しさで知られており、「清涼世界」「江南第一山」を称する。竹林の間に19世紀末以降建てられた西洋式の別荘が並んでおり、廬山・北戴河・と並ぶ中国四大避暑地の一つで、中国国家級風景名勝区に指定されている。一時期は外国人により支配されていたが、現在は上海市民や杭州市民の夏のリゾートとなっている。